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大会長挨拶

  

九州大学医学研究院 教授 康 東天
            
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新しいミトコンドリア像の構築を目指して


第14回日本ミトコンドリア学会年会を福岡でお世話することになりました。現在世界のミトコンドリア研究は急速に拡大進化しています。それは、ミトコンドリアが関わりしかも中心的な役割を果たす生命現象が急速に拡大しているからですが、別に最近になってミトコンドリアが新しい機能を獲得したはずもなく、これまで知られていなかった新しいミトコンドリア機能が次々と見つかっているからにすぎません。これまでは“ミトコンドリア(つまりミトコンドリアそのもの)”を研究していた人たちによって主に支えられていたミトコンドリア学会も、これからは、それぞれが研究対象としている生命現象の中での重要なプレーヤーとしてミトコンドリアに取り組むようになった多くの研究者にとってのハブになる必要があります。

 ミトコンドリア学会の年会はそのような活動にまさに最適の場であり、日本においてはミトコンドリア学会年会以外に、ミトコンドリアを対象にした研究を行っているすべての研究者を網羅し意見交換できる場を提供できる仕組みはありません。当然ながら新しいミトコンドリアはありませんが、新しいミトコンドリア像は目の前にあります。今回福岡で開催される日本ミトコンドリア学会年会が、多岐にわたる領域の研究者の参加を得て、生命現象の中心プレーヤーとしての新しいミトコンドリア像が熱くディスカッションされる場となることを願っています。

 また、冬の福岡はあらゆる食べ物や飲み物がおいしい季節です。皆様の来福を心より歓迎いたします